東北地方太平洋沖地震について

 昨日午後、東北地方太平洋沖地震が発生し、多くの方々が被災されました。心からお見舞いを申し上げます。そして一日も早い復興をお祈りしています。

 さて、シャローム東久留米では昼食が終わり、利用者のみなさまは午後のひとときをゆっくりと過ごされている時のことでした。

 シャローム南沢デイサービスご利用者のみなさまが午後のレクを楽しんでいる時間帯に、強烈な揺れに見舞われました。そして揺れている時間がとても長かったですね。余震も続き、船酔いのようになった方もおいでになりました。

 施設そのものは停電や漏水などの被害はありませんでしたが、エレベータの耐震防御装置が働き、使用ができなくなりました。けれどもエレベータを利用中の方がいらっしゃらなかったことは不幸中の幸いでした。

 シャローム南沢デイサービスの帰宅時間になりましたが、余震が続くので帰宅の開始を約1時間ほど遅らせました。またエレベータが復旧していなかったので、階段を歩いて降りることのできる利用者には、職員が一緒について徒歩で降りていただきました。車いすの利用者は、男性職員が担架で一階までご案内しました。

 次に特養の利用者のみなさまの夕食をどのようにお出しするかでした。食材を各フロアーまで運んで、そこで盛りつけることも考えました。けれどもシャローム東久留米では食形態を利用者の状態にあわせて、主食でも6種類くらいにわけています。これらをフロアーで行うことは無理だろうということになり、手の空いている職員が全員手渡しで、お盆に乗せた食事をフロアーまで運びました。

 午後7時ころにエレベータメンテナンスの方に確認を受けエレベータは使えるようになりました。

 夜間帯は宿直者などを増やす、また緊急時には出勤するなどの対応をしましたが、現在まで平穏のうちに推移してます。

 このような災害がいつわたしたちの街でも起こるかわかりません。今後のためにも対応を検証して行きたいと考えています。